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リハビリ記録その112

2012-3-4
山内正敏

 1ヶ月前の大寒波の直後から、暖かい日々が続いて、この週末などは4月上旬の絶好のスキー日和になっています。

 そんな気候に後押しされて、今年は昨年よりも半月以上も早くスキーを始めました。但し、風の吹く日は避けているので、まだ3回しか滑っておらず、そのうち始めの2回は近くの小学校の校庭を回った程度で、スキー場(350mのきちんとした溝がある)で滑ったのは昨日が初めてです。完全装備+介護の補助という状態は2年前から変わっていませんが、それでも一気に4周1400mまわって、昨年までの最長の3周をさっそく超えました。タイムも、始めの1週こそはゆっくり(27分)でしたが、次第にペースを上げてラストは昨年ベストを同じ17分で回って、4周を1時間27分で回りました。さすがに4周目は足が疲れてバランスを崩しかける事がありましたが、それでも最後まで大きく崩す事はなく、昨年よりも安定しているのを感じます。
 安定感が高くなったのは、他にも松葉杖とプールがあります。まず松葉杖ですが、1ヶ月前に始めた「膝バンドを外して階段を昇る」(杖を手すりに寄りかからせるけど)訓練では、踊り場の1段手前まで昇る事が出来るようになりました。踊り場がだめだったのは、そこまで(松葉杖を寄りかかせる)手すりが続いていない為です。松葉杖訓練では、他に両杖を上げる訓練と廊下を往復する距離訓練とがありますが、どちらも(昨年と同じ)重い靴で試した所、一気に距離(600歩/30分弱をミス1回)もタイム(2.9kmを67分)も伸びて、靴の違いが重要な事を再認識しました。何度か試して分かった事は、足首をすっぽり固定しているかどうかが重要だという事です。ということは、スキーでも足首を固定するタイプだったら記録が伸びると思います。
 階段といえば、通勤バスで降りる際に、今までみたいに座り込まず、手すり等をつかって立ったまま自力で降りる事(最後の段だけ座るけど)を始めました。昨年11月に汽車から降りる際に成功して以来、もしかしたら手すりの不完全なバスでも出来るかも知れないと思いつつ、そのきっかけが無かったのですが、4週間前に足首固定器が半分割れているいるのが見つかって(そのせいで、松葉杖訓練でちょっと停滞していた)、それを機に、立ったまま降りる事に挑戦した訳です。というのも、バスの種類が変わった1年前から(新しいモデルのバスが出る度に悪くなっている)降車の際の座り込む姿勢が足首に無理の来る体制になってしまって、そのせいで固定器が壊れたに違いないからです。同じ降り方を続けたら、新しい足首固定器(2週間前に届いた)も傷めるに違いなく、それはさすがに予防すべきだと考えて、降り方を変えました。要するに、バスが新型に変わって不便になったから、新しい挑戦を始めたという訳です、立って降りるようになった次第です。まだ、かなり不安はあるものの、事故も無く、無事に降りるようになっています。
 プールでは、先日お知らせした、階段5段目(水深35cm)で四つん這いから、両手を突き放して手を叩く訓練ですが、早くも殆ど立ち上がるところまで出来るようになりました。大抵は低い手すりまでで、やや腰を曲げていますが、調子の良いときはきちんと立ち上がる事ができます。同じく階段5段目(水深35cm)の四つん這いで腰を上げる訓練では、手のつき方を難しい方(掌全体でなく、親指のみ)に変えてやっと成功するようになりました。まだ10回挑戦のうちの数回しか出来ませんが、これはすぐにマスターすると思います。また、階段4段目(水深50cm)で、全く手を使わずに、しゃがんだ状態から立ち上がる訓練を始めました。こちらの方は難しく、毎回挑戦するものの、1回だけ出来たり出来なかったりで、これが10回できるようになるにはまだまだ時間がかかりそうです。

 最後にオーロラ情報です。
 2004年を最後にオーロラの回数が急に減り、その後、何度かオーロラ活動が復活する気配があっては、それが消えるという年が続きましたが、今冬はようやく本格的にオーロラの回数が増えていて、特に2月はかなり頻繁に大きなオーロラが出るようになりました。強いオーロラが一晩中続く事も珍しくなく、その為か、観光客も増えています。気候も温暖で、オーロラを見続けるのに絶好の状況が続いています。太陽風のモニターと比較すると、同じ太陽風の状態でも、数年前よりオーロラが大きな感じがするので、昔から言われているように、太陽紫外線(F10.3)の増大(黒点活動極大期はF10.3も増える)に伴う電離層の状態の変化が大きく効いているように思われます。
 もっとも、今回の太陽活動極大期は今までより規模が小さいと予想されているので、このオーロラ絶好期があと何年続くか分かりません。なので、観光したい方はお早めに。

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